第五回中・日・韓・朝言語文化比較研究
国際シンポジウム開催
TheFifth Symposium on Comparative Study of Language and Cultureamong China, Japan, South Korea andNorth Korea
中国・延辺大学 YanBianUniversity, China
関係者各位:
皆様におきましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
ところで、2009年度夏本学で開催された初回中日韓朝言語文化比較研究国際シンポジウムをきっかけに、2011年夏の第二回国際シンポジウム、2013年夏の第三回国際シンポジウム、2015年度夏の第四回国際シンポジウムに続き、今年(2017)8月19日―20日、第五回中日韓朝言語文化比較研究国際シンポジウムが開催される運びと相成りましたのでお知らせ申し上げます。ご周知の通り、本シンポジウムの開催地である延辺地域は地政学的に北朝鮮、ロシアと国境を接している国境都市で、地理的・文化的・経済的に中・日・韓・朝・ロを結ぶ重要な交流の拠点となっています。このたび開催予定の第5回目の国際シンポジウムもほかならぬ、この地域における日本研究を中心とする東アジア人文社会系学術研究の更なる活性化とそれによる経済的効果の増大を期するのが主な目的であります。
昨年は、「post-truth」という流行語まで誕生せしめたアメリカ大統領選挙やイギリスのEU離脱、韓国大統領の弾劾訴追など、世界情勢は相変わらず不透明で、東アジアの主要国たる中日韓の関係も依然としてぎくしゃくしている現状であります。このような「国益優先」による国家間の齟齬や摩擦は短期間では無くなりそうにもありませんが、その期間を多少なりとも短縮させる一助として、、東アジア諸国を視野に入れた国際的・学際的シンポジウムの開催は是非とも不可欠であると思慮されます。中国には「五年小慶、十年大慶」という俗言があります。本シンポジウムも今回で5回目を迎え、スタートしてから足掛け10年という、慶賀すべき大きなイベントでもあります。つきましては、今回も前四回のシンポジウムに劣らず、国内外から大勢の方々がご参加され、シンポジウムの主題をめぐる活発なご発表をしていただけますことを、心より期待しております。
1.参加資格
日本研究を中心とした東アジア人文社会系の研究、特に比較・対照研究に興味のある方ならどなたでも参加・発表できます。なお、参加のみでも大歓迎です。
2.大会日程
8月18日(金) 午後2時から8時まで受付
8月19日(土)~20日(日) 開会式・基調報告・分野別の特別セッション・分科会発表・閉会式
8月21日(月)~【国内・国外旅行】①長白山、②防川・図門、③ロシア・ウラジヴォストーク、④北朝鮮・羅先市。自由参加、諸費用は自己負担。
*なお、この時期はマツタケシーズンなので安くご堪能できます。
3.シンポジウムの主題
■東アジア言語文化研究の多様化に向けて(言語、文化、文学、教育、社会、経済、法律等)
(1)日本研究を中心とした中・日・韓・朝人文系の比較・対照研究や一般研究
(2)東アジアにおける日本語教育と文化
(3)多言語・多文化社会の共存と言語教育
(4)異文化の対話と価値観の多様性
(5)中国少数民族地域における日本語教育
(6)偽満州国(旧満州国)をめぐる日本研究
4.お申し込み
参加希望者は申込書(メールにてご請求ください)に必要事項をご記入後、日本語の要旨(800-1000字、必ず規定を守ること)とともに、2017年5月30日まで下記のシンポジウム準備委員会に送ってください。要請状とシンポジウムの日程表は準備委員会で論文要旨審査後に順次発送します。論文要旨はワード形式で作成し(文字の大きさ、10.5ポイント)、申込書とともに電子メール(必ず添付ファイルで)で送ってください。
なお、会場の関係もあり、お申し込みは先着順300名までで締め切ります。
5.会費
一般700元、大学院生400元
会費には資料代(予稿集など)、記念品代、市内移動費、受付当日(18日)夕食代から19-20日昼食(但し朝食は含まれない)までの食事代、論文集出版費用などが含まれています。
6.論文集
シンポジウムで発表された論文の中から優秀論文として100篇前後を厳選し、『日本語言文化研究』第五輯(上・下)に掲載します。
7.論文発表使用言語
本シンポジウムは多国籍・多言語の参加者が予定されているので、発表言語は原則的に日本語に限らせていただきます。その他の言語で発表する際は、別途日本語によるPPTの概要を用意してください。
8.主催・共催・後援
主催:延辺大学外国語学院・日本学研究所
共催:明治大学教養デザイン研究科、中国日語教学研究会民族院校分会、日本・朝鮮族研究学会、新潟県立大学、韓国日語日文学会(予定)
後援:在瀋陽日本総領事館、北京日本文化センター、外語教学与研究出版社など(予定)
9.連絡先
郵便番号 〒133002 中国吉林省延吉市公園路977号 延辺大学日本学研究所071信箱
お問い合わせ電話:0086-433-2733481;緊急時は13844398141,13904471725,13321449366)
E-mail:ybribenxue@163.com(大会連絡事項専用)
「第五回中・日・韓・朝言語文化比較研究シンポジウム」準備委員会
2017年1月吉日 文責 李東哲
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